2009年6月25日木曜日

東京出張

 全国SaaSベンダー連合会という会合に参加するために東京に出張していました。もう少しベンダー間の連帯とかあった方が良いような感じがしました。正直、札幌SaaSビジネス研究会の方が中身は上な感じです。もうちょい交流があるだろうと思って資料も作成して行ったのですが、皆さんサッサと解散していなくなってしまったので、1枚も使わずに終了しました。軽いデモも見せられるように重いノートパソコンも持ち歩いていたのに無駄骨でした。しばらく展開に進展が無さそうなので、次回の会合は欠席してもいいのかも…。
 全く収穫が無かったわけではありません。仮想化技術で、Palallels さんの事例は知りませんでした。何でもカーネルをドライバも含めて専用で仮想化として作成しているので、メモリやCPUなどのリソースをハードウェア・スペック内においてゲストOS間で自然と動的にスケール・アウトする事になり(と私は解釈した)、簡易なB2C用途には向いているという事でした。もうひとつは、富士通さんのプレゼンにより、VMWare や Hyper-v も最新では進化しており、ノンストップでハードウェア間を移動できる(Hyper-v は、もしかしたら、そこまでは出来なかったかも)そうです。今後は、動的にCPUなどがスケールアウトできるかどうか?が課題なんだそうです。GAEは動的にスケールアウトするので、そういう面ではGAEは進んでいると言えそうです。
 設計が絡んできますが、MapReduce ならぬ、TaskReduce(BigTableに実行モジュールを保存しておき、Task名により実行モジュールを動的にロードして実行するというような仕組み)なモジュールがあれば、案外、負荷のかかる処理に対して自然と動的にスケールアウトできるかも?などと考えてしまいました(もしかしてGAEはズバリそれに近いのかも?)。
 もひとつ、Sun の方が、Oracleとの関係で今後どう展開していくのか、まだわからないと冗談交じりにプレゼンされていました。クラウドのプラットフォーム間での引越しも今後問題になってくるだろうという事で、オープンなプラットフォーム(Javaやオープン・オフィスなど)を挙げられていました。オープン・オフィスのファイル・メニュー「Save as Cloud...」には、納得しました。エンド・ユーザさんの中には、単に文書管理+検索だけで十分という所も多いんですよね…(WebDavがまともなら苦労しない)。Amazon のように Openサービスに強いクラウドもあれば、イントラネットの延長線上にある Hosted Private なクラウドもある、という話が印象的でした。

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