2009年11月5日木曜日

ジニ係数に現れないもの

 竹中平蔵先生のおっしゃっていたジニ係数が悪くないという論旨が、どうにも、ひっかかるので、考察してみました。生活をする単位は、家族なわけでして、昔であれば男性一人が働いて家族を養っていたのだと思います。ところが、男性一人の収入では足りなくて、共働きしているというケースが増えているのでは?という気がしてしょうがないのです。こういうものは、ジニ係数では測れないと思います。生活最低水準を維持するために、一方では余裕の時間が減る、または、心身を削る事になると思います。収入という面で換算すれば負荷がかかって折れ曲がる寸前の棒は多少悪化しても、見かけ上は折れていません。ジニ係数で見れば、少し悪くなっているかもしれない程度の現象にしか見えないと感じます。
 

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