2009年9月7日月曜日

二酸化炭素25%削減について

 鳩山代表が、温室効果ガスの25%削減を発表した事について、産業界から猛反発が出て、負の側面ばかりが強調されているようなので、そう思っていない自分の考えを書いてみる事にします。
 1台売っても赤字になり、売れば売るほど赤字になるハイブリッド車を発売したTOYOTAですが、この自動車産業が不振にあえぐ中、主力商品になっているのではないでしょうか?「グリーン革命」にもあったように、温室効果ガスの削減≒エネルギー効率の向上であり、決して負の側面ばかりでは無いと思うのです。だいたい猛反発するような人達は、考える事を放棄しているのではないでしょうか?地球温暖化で100年に一度の猛暑が日常化するという私の予測は外れて、ゲリラ豪雨という形になってしまいましたが、間違いなく世界のニーズは温室効果ガスの削減にあると思うのです。本当は、ニーズなどと言う生易しいものではなく、もっと切実な問題であるはずです。ちなみに北海道には梅雨というものがほとんど存在しなかったのですが、今年は8月に入っても明けぬ梅雨という形で異常が現れました。
 そもそも情報革命によりイノベーションが加速する中、ストップ・ザ・シンキングならぬストップ・ザ・ウォーキングで生き残れると思っている産業界の猛反発する面々など、放置プレーで置き去りにして良いと思うのです。
 日本の技術は先端を走っており、家庭から排出されるガスを削減しないと、もう削減が難しい局面に差し掛かっているという話を聞きますし、そのために、個々の家庭に負担となる出費が50万円はかかる等と囁かれてもいます。しかし、これは避けて通れないと思います。国民が一方的に負担するという話ではなく、ワーキング・プア問題=貧富の格差問題=労働搾取問題などと同時並行して、包括的に問題に取り組み、新たな産業の活性化へと歩むべき問題だと思うのです。

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