2008年10月21日火曜日

Railsについて思うこと

 実はRuby On Rails に(ゾッコン)はまりました。やってみて思った事を書きます。

  1. 生産性は高く素晴らしい!しかし、レールが敷かれている限りにおいては・・・
  2. 安定稼動しないのでアプリケーションとして提供するには、不満
  3. 革新的な技術がどんどん導入されて楽しいが、バージョンアップに伴うアプリケーションメンテナンスが大変
 active_scaffold と JasperReports の組み合わせで、型どおりのアプリケーションを作成するのは速く、生産性が高いわけですが、ちょっと細かい事をしようと思うと、とたんに難しくなります。みんなで新しいレールを敷設してまわれば楽しいわけですが、レールを外れた場合に生産性が高いか?と問われれば、極めて疑問を感じます。

 社内の日報管理システムをRoRで組みました。実際に長期稼動をしてみると、安定しているのですが、別の環境の別システムでは、システムが止まるので、1日1回に cron でリスタートをかけるという選択をしました。サービスとして選択するのは、まだ厳しいのではないかと感じます。

 Rubyの環境がアップデートされた場合に、rails が急に動作しなくなるといった事があります。また、railsのバージョンが上がると、後方互換性は捨てられていくわけですが、古いバージョンには脆弱性というものが付き物です。古いバージョンはサポートされなくなるので、ブラウザの挙動が変更された場合などにも対応されなくなります。そこで、railsのバージョンも追随したい訳ですが、レールを外れるほどに追随するための作業が大量に発生します。正直、つらいです(Zope & Plone に似た状況)。

 私の感覚では、RoRは斬新で素晴らしいけれども、仕事に向いているとは、必ずしも言えない。です。

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