2009年5月30日土曜日

ネットワーク管理の引継ぎ資料(理想と現実の狭間)

 スラドにネットワーク管理者の業務をスムーズに引き継ぐ話題が上がっていたので、思うところを書いてみます。

 業務はドキュメント化して引き継ぐべきであり、キーマン無しで仕事が回るのが理想的です。しかし、これは既にネットワーク管理業務が定型化している場合に限られます。BINDひとつとっても、設定方法は日々微妙に変化しており、こんなものを手順化していたらキリがありません(データセンターやプロバイダは別)。ネットワーク管理者であるからには、ネットワーク・プロトコルに関して、ある程度の知識は必要です。当然DNSに関しての知識ぐらいは前提として欲しいのです。メールも管理しているのなら、SMTPの知識ぐらいは前提として欲しいのです。Windows サーバを扱うのなら、ActiveDirectory の知識ぐらいは前提にして欲しいし、ウェブサーバを扱うのなら IIS や Apache の多少の知識ぐらいは前提にしてほしいのです。これらの知識をドキュメント化していたら、本が執筆できますってば・・・。ルータについても知識はいるでしょうし、今時、RDBを知りませんでは、お話になりません。せめて、どんなメニューが揃っているのかぐらいは知ってほしいのです。それに昨今では、セキュリィティの知識と対策も要求されるのです。

 定型化していないネットワーク管理業務というのは、これらの知識を持った上で、どのようにするか構成をデザインする力が必要になります。どんなツールがあるか調査し、ツールを選択し、設定し、運用します。WSUSを導入しよう!といったアンテナが必要なんです。予算が無い場合は、内製化でツールを作成する事もあります。毎回、決まりきった仕事を繰り返すだけならば、喜んでドキュメント化しますが、ネットワーク管理業務って、そんな単純な仕事じゃないんです。せいぜい構成と指針(規則)ぐらいしか、ドキュメントとして残せないんじゃないかなー。

 まあ、ネットワーク管理業務が重たいって、再三、ぶち切れる度に言われるのが「引き継げよ」なんですが、引き継ぐためには、最低限の知識が必要で、簡単に引き継げないんです。ちょっと引き継いだだけで、信じられない勘弁してほしいと言われるような代物なんです(障害メールが1000通以上来たとか)。聞かれても即答できないような調査という反射神経が必要な業務が多いんです。

 スラドのコメントにあるとおり、上層部が仕事の重みを理解していないならば、辞退するのが賢明ってもんでしょう。

コンテンツとしてのブログ

 ブログについて再考してみます。ブログが登場したばかりの頃は、まだ、カテゴリにより結びつく力が大きかったように思います(友人がブログをしているのを見て、そう感じていただけ)。しかし、現在は、友人のブログか、人間的に惹かれるといったような事か、あるテーマに特化していて興味があるとか、発信力を維持するためにリサーチを怠らない所謂アンテナ型だといった理由でもない限り、購読してまで読もうという感じにはならないと思います。いちいち購読しなくても有益な情報は、その都度検索すれば良いのです。GoogleAnalytics を見ると、そう示唆しているように思えてなりません。
 多少の発信力があって、強烈なメッセージ性を持って発信したとしても、それを持続するのは難しいです。コモディティ化する速度も速い・・・

 自分が購読する基準って、なんだろう?と整理してみると
  1. あるジャンルのリーダーとしてのアンテナ
  2. リサーチャとしてのアンテナ
  3. 自分の興味分野としてのアンテナ
  4. 知人のブログ
  5. お試し期間中のブログ
  6. なんとなく惹かれるブログ
  7. ベクトルが似ているブログ
  8. 発信力の高いブログ
 1のケースでは、JavaScript IT戦記 JavaScript++かも日記 Flash fladdict note.x てっく煮ブログ ...という感じで、2のケースでは、yaneurao さん TechLunch スラド など、3のケースではC++系 GIS アルゴリズムなど、6のケースは ありえるあ井上さん 7のケースは モーグルとカバとパウダーの日記 8のケースは、404 Blog not found 高木浩光@自宅の日記 とかでしょうか?COM ML の腐れ縁で、菊池さん 渋木さん 社本さん のブログもチェックしてますが、これは、どう分類していいのかわかりません…。
 発信力が高くても長大なエントリー数が多すぎたために購読を解除したブログもあります。逆に少々発信力が低くてもエントリー数が少ないと購読を継続する場合が多いです。人が処理できる情報量には限りがあるので、これは仕方が無い事です。自分は一体どれぐらいのフィードを購読しているのだろうか?とチェックしてみると 94 でした。多いのか、少ないのか、わかりません。

 これだけ情報が氾濫していると、線引きが難しいです。私は、映像(YouTube,ニコニコ)、Twitter は切り捨てています(BBSのチャットで卒業した事にしている)。これを始めたら、きっとオーバーヒートしてしまいます。

 ブログを続けるコツは、GoogleAnalytics を辞めて半分引篭る事にあるのかもしれません。


2009年5月28日木曜日

Vista de multi task manager



 タスクマネージャが、わんさくん。携帯で撮っていたのをすっかり忘れてた。もちろん、この後は、強制電源OFFの刑に処せられました。ほんとは20個以上は並んでます。

平安箸

 ゴールデンウィークに買ってきた平安箸、最初は箸が細すぎて、「ご飯(米)を食べる時に、あまり多くの量を掴めないよね?これは、貴人の使う箸だ。」等と生意気な事をぬかしていたんですよ。そう言いながらも、ずーっと使い続けて、今日、たまには違う箸でも使ってみるか?と、違う箸でご飯を食べたら、食べにくいのなんの・・・。いやー、平安箸良いですわー。
 こういう繊細な箸を使っていると、感覚も繊細になりますよね?日本の物造りの原点は、案外こんなところにあるのかもしれないな?等と考えてしまいました。なんて言うか、基準になる道具や物って、いいですよね。それまでは、箸を眺めても、良い箸なのか、まずい箸なのか、さっぱりわからずに模様が良いとか、すぐに塗装が禿げそうといった程度だったけど、もち応えが大味だとか、これは頑張ってるとか、多少なりとも判るようになりました。

2009年5月26日火曜日

巡回セールスマン問題を解く(7)

 結局、ガッツリと指導してもらったおかげで、10,000都市の問題も2,3分ぐらいで解けるようになった。1,000都市なら数秒で解ける。しかし、実際の所、一人で1,000件も回れないとも思う。実際にリアルタイムに解こうと思うと、都市間のコスト設定(ルート計算)の方が膨大に時間がかかってしまう。札幌近郊で50点をランダムに作成して、その50地点を回る問題でデモしようと思ったら、50x49=2,450通りの最短ルート計算に1分近く時間がかかってしまい、巡回セールスマン問題のデモとしては、面白みに欠けてしまった。
 都市間のコストは、直線距離で代用しても良いのだが、作成したルーチンは一方通行も含めてコストをまじめに利用して計算しているので、勿体無い感じもする。300地点のコストを事前に計算しておいて、ランダムに100地点を選んで巡回セールスマン問題を解くデモを作成する予定です。時間があれば、都市番号と都市間コストを貰って、結果を返すAPIのデモも考えていますが、リソースが無いので、そこまで手が回るかどうか…(仕事になるなら、優先してこっちを叩くんだけど…)。最終的には、Windows Azure ベースで、B2B向けサービス構築しようと考えてます。

2009年5月25日月曜日

仮面ライダーはお上か?

 例え話なのは十分に納得しているのだけれども、どうにも、この言葉がひっかかってしょうがないのである。思考が停止していないだろうか?選ばれし存在は、お上かもしれない。しかし、市民がスーパーマンというのも納得がいかない。じゃあ、誰でも目指せばスーパーマンやスパイダーマンに成れるのか?これを市民というのは、どうにもいただけないのである。
 仮面ライダーにも、いろいろなシリーズがあり、ひとくくりに括ってしまうのは、如何なものだろうと思うのである。ついこの間はまった555は、お上なんて存在ではない。オルフェノクもライダーも、どちらかと言うと苦悩する庶民を感じてしまうのである。
 ウルトラマンがお上なのは、同意できる。戦隊物もお上なのは、同意できる。水戸黄門・仕事人、確かに、お上だと思う。しかし、仮面ライダーは、もっと暗い感じの話で、とてもお上には思えないのである。と、つまらない事を書いてしまったのであーる。

std::set や std::map の速度

 要素検索だけなら、set や map は速いだろうという頭があったわけですよ。で、int 型の2つのキーを

unsigned long long key = (((unsigned long long) id1) << 32) | ((unsigned long long)id2));

という風にして、検索させてたんですが、キー数 N に対して、インデックス数 N * N の場合 set や map 使うよりも、std::vector<std::vector<value> > を宣言して、

array[id1][id2];

した方が、超絶に速いわけなんですね。一回、連想コンテナも、どれぐらいの速度差があるのか、比較して体感速度を会得しておいた方が良いかもしんないです。予想していたよりも差があって、正直面食らってしまいました。

2009年5月22日金曜日

しばらくごった煮で

 集中できない・・・。集中してると、マネジメントが不足していると突っ込まれるし、週明けはPマークの会議で音頭をとって、なんかVisual Studio 2つ立ち上げて違うプログラムを交互に書いてたり、思いついては切り替えたりしながら、そろそろまじめにC#も勉強せねば・・・と、「標準講座C#」と「C#クックブック」買ってきたけど、読んでいる時間が無かったり・・・。
 と、あれがうまく行かないと言われて、えーじゃぁ私がやってみますか?と、やって、巡回セールスマン問題の方は指導をしてもらったおかげで、1000都市の問題も解けるようになったけど、どうアピールするか、ちょっと考え直して、デモサイトを構築して、どう切り出して、何でサービスを目指すのか考えて、他の応用も考えつつ、次の仕事では、俺がここを書いとかないと誰もできないなと先回りしてコーディング・・・(先の2つはセールスマンとコレなんだけど)。
 家のノート用の cuda のドライバ(会社では遊ぶ時間ないから)まだ~!と、チーンチン鳴らしながら、巷の関数型プログラミングの本も何が書いてあるのか気になって、力を入れて読んでみなきゃと思いつつも、どこにそんな時間があるね~んと、一人ボケツッコミをして・・・
 閃いて、あそこのコードを手直ししてみようと家でパソコンを開けたら、嫁さんに家に居るときぐらいは・・・と、言われてしまうので、ついつい遅い時間に訳のわからない事を書き散らして、一人発散してます。
 ここんところ、意味不明なエントリばかりで、すみません・・・。

2009年5月20日水曜日

日記です

 嫁さんにブログは順調ですか?と聞かれたので、順調ですと答えた。矢継ぎ早にコメントはありますか?と聞かれたので、コメントはありませんと答えた。日記ですな?とコメントされた。で、日記ですと答えた。そういう訳で、「日記です」というタイトルに決定。
 今日のテーマは、何に特化すべきか?です。
売り上げが足りない。客がいない。どうすればいい?こうすれば、どうですか?客がいない。あっそうですか。
経費節減。コンポーネント化して採算の合わないものはアウトソーシングせよ。いや内製化せよ。
マーケット・プルするには、何が?
と、ごちゃごちゃ言ったところで、何も変わらないじゃねーかよ。で、結論として
  • 顧客との接点を大切にせよ(イノベーションに繋がる)
  • プロダクト・アウトせよ(マーケット・プルなんて10年早いわ)
  • プラグアブル(接続可能)化せよ
というのが、今の結論です。

2009年5月19日火曜日

なんとなく GooseBerry の話

 B&B(ベッド&ブレックファスト)を営んでいる私の遊びの方の師匠の話をしてみようと思います。学生時代にテレマーク・スキーを始めた頃、師匠は、ICI石井スポーツの店員さんでした。悪友の影響でテレマークスキーを始めたわけなのですが、貧乏な学生は、道具にお金をかけれる状況ではありません。安いという理由だけで(当時1万円)、テレマーク・コンプⅠというカザマ制の極悪な板を買いました。現在はカービング・スキーが全盛で、長さも短く、コントロールしやすいのが常識です。これと比較して、この極悪板は、全長2m10cmで、ベンディングが半端じゃなく硬いものでした。それもそのはずで、この板は、初期テレマーク・レーシング用に開発されたものだったのです。ちょっとでも両板の角度がズレると、あっという間に又裂きの刑に処せられます。しかもベンディングが硬いので、膝が壊れそうに痛みました。この極悪非道な板に対して、友人が貸してくれたテレマーク・ブーツというのがメレルというメーカーの足首までしか高さが無い皮ブーツでした。これは恐らく手錬のテレマーカも尻込みするような最強の組み合わせと断言できるでしょう。にも関わらず、なぜか楽しかった。
 その後モーグル・ブームがやってきて、仲間内ではテレマーク・モーグルのムーブメントが起こりました。ひどい道具を師匠に売りつけられても、店で話を聞く度に、なるほど…と納得して気が付くと新しい道具を購入している。仲間内では、これを「北村マジック」(師匠の名前)と呼んでいました。テレマークで、如何にコブを綺麗に滑るか?そのためには何が必要か?という話をしにICIまで足を運び、「そんな君には、この道具だ!」と薦められて、気が付くと北村マジックにはまっていました。
 カヤックをはじめたのも師匠の影響です。「そろそろカヤックを始めないか?」こうやって、どんどんと遊びの世界が広がりました。ただの口から出任せではなく、楽しい遊びとは何か?というコンセプトに基づいた語りは、騙されるに値するものです。
 と、まぁ、こんな感じの付き合いでして、B&Bを始めたときにHP構築の手伝いをしました。コンセプトがしっかりしているので、同一ベクトルのコミュニティを形成する能力が高いだろうと、ブログを選択しました。しかし、これで良かったのかどうかは、今でも自信がありません。
 昼食・夕食は付きませんが、近くには「マッカリーナ」と「石豆」さんがあり、グルメな旅ができます。また、フライ・フィッシングのガイドを受けても、きっと楽しい事と思います。アウトドア系の人は楽しい時を過ごせることと思います。という事で、北海道のどこを旅行しようか?と迷っている方は、Gooseberryをどうぞ。

namespace に friend

 

最近は、設計において、なんでもクラスに突っ込むのではなく、なるべくメソッドを外に追い出すようにしている。で、ふと、class から namespace 全体に対して friend したい衝動に駆られた…。が、こんな構文は存在しない。


 

class の private メンバ変数って、private と言いながら、結構ダイレクトに扱いたいケースもあるんだよねー。かと言って、public で宣言し好きなように使われて後の祭りってのも嫌だしなぁ。設計は難しいにゃー。

boost::scope_exit で戻り値変更

 boost/scope_exit を使って、トランザクションのコミットとロールバックを制御し、コミットが成功したかどうかを更に返したいと思って、スクラッチを書いてみた。もうちょいスマートに書けないものかなー。

#include <boost/scope_exit.hpp>
#include <iostream>

int scope_test() {
  int res = 0;
  std::cout << "scope_test" << std::endl;
  BOOST_SCOPE_EXIT( (&res) ) {
    std::cout << "boost scope exit work!" << std::endl;
    res = 3;
  }
  BOOST_SCOPE_EXIT_END
  std::cout << "scope_test: res = " << res << std::endl;
  return res;
}

int scope_test2( int success ) {
  int res = 0;
  std::cout << "scope_test2" << std::endl;
  while(1) {
    BOOST_SCOPE_EXIT( (&res) ) {
      if( !res ) { // success case
        std::cout << "Something to Commit." << std::endl;
        std::cout << "But fail to Commit, and reset result." << std::endl;
        res = 3;
      } else {  // fail case
        std::cout << "Something to Rollback." << std::endl;
      }
    }
    BOOST_SCOPE_EXIT_END
    if( !success ) {
      std::cout << "FAIL" << std::endl;
      res = 1;
      break;
    }
    std::cout << "SUCCESS" << std::endl;
    break;
  }
  return res;
}


int main() {
  std::cout << "result of scope_test = " << scope_test() << std::endl;
  std::cout << "------------------------------" << std::endl;
  std::cout << "result of scope_test(SUCCESS) = " << scope_test2( 1 ) << std::endl;
  std::cout << "------------------------------" << std::endl;
  std::cout << "result of scope_test(FAIL) = " << scope_test2( 0 ) << std::endl;

return 0;
}


追記:
Class の Member function 中から、終了時に Class の Member function をコールしたい場合の擬似コードは
void Foo::bar() {
  Foo* this_pointer = this;
  BOOST_SCOPE_EXIT( (this_pointer) ) {
    this_pointer->another_member_function();
  }
  BOOST_SCOPE_EXIT_END
  ...
}

2009年5月18日月曜日

Azure with SQLServer 2008 備忘録

 SQLExpress ではなく、SQLServer 2008 で使ってみたくて、はまったので記録。
C:/Program Files/Windows Azure SDK/v1.0/bin/DevelopmentStorage.exe.config を編集して、SQLExpress を書き換える。(.\SQLExpress あたりから、デフォルトでは名前無しの . か .\localhost とか、localhost とか、localhost_machine_name等、表現方法は様々。やり方がよくわからず、私は、マシン名を設定しました)
<connectionStrings>

<add name=”DevelopmentStorageDbConnectionString”

connectionString=”Data Source=localhost;Initial Catalog=DevelopmentStorageDb;Integrated Security=True”

providerName=”System.Data.SqlClient” />

</connectionStrings>
...
<services>

<service name=”Blob”

url=”http://127.0.0.1:10000/”/>

<service name=”Queue”

url=”http://127.0.0.1:10001/”/>

<service name=”Table”

url=”http://127.0.0.1:10002/”

dbServer=”localhost“/>



</services>

ここで、一旦、再起動をかける。

そして、コマンド・プロンプトから
C:\Program Files\Windows Asure SDK\v1.0\bin>dsInit /sqlInstance:.

を実行して、データベース領域を作成させる。(こいつのデフォルトはSQLExpressなので、手動でコマンドを実行してやらないと、Visual Studio からは永遠にエラーから抜け出せない)

参考記事には、載ってないけど、同じディレクトリに なんたら.exe.config というのがあって、そちらにも .\SQLExpress と記載されているので、こちらも同様に変更してます。




参考記事はこちらこちら

2009年5月17日日曜日

CとC++の違い

 そりゃ違うわさ、Cしかできない人から見れば、C++なんて異国の言語に見える事だと思う。それから、Cの構文だけで書けって言われたら眩暈を覚える事だろう。しかし、規格の重箱の隅をつつくような部分や規格が策定された時期の違いで、C ⊄ C++って言われてもなぁー。

 どうでもいいけど細かい事言うやつとは、あんまし一緒に仕事したくないかなぁー。

2009年5月14日木曜日

アクセス数

 初期に比べれば、アクセス数は上がりましたが、どっちかというとハウツーものがコンスタントに稼いでいる感じです。しかし、まだまだアクセス数は低飛行です。
 自分では、あんまり他のブログを新規にリサーチするという事は少ないのですが、気まぐれにリサーチすると、私のようなブログからでも書評を拾っている方もいらっしゃって、カテゴリとして、ちゃんと分けて書かないと、失礼にあたるかな?と深読みして反省し、心改めてみたりもします。この時代であれば、著者の方が検索してフィードバックを得るというパターンも十分にあり得るわけで、本の感想は、なるべくカテゴリをきっちり分けて書いた方が良さそうです。
 アクセス数が少ないから、ブログを開始した当初目的のひとつであるバランスを取らなければならないと感じた部分で、十分じゃない?という気分も大きいのが現実です。広告に関する皮膚感覚は、アクセス数が無いと、どうしようもない。という結論に達しました。そもそも自分のブログに猫も杓子もアクセスしてくるような状況は望んでいないので、ブログでセールス・トークを展開する気にもなれませんし、文章を書く才能に恵まれてもいません。日本語よりもC,C++の方が全然楽です。
 悩むのは、遊びの師匠のブログからの流入がコンスタントにある事で、これをどう解釈すべきなのか?です。もうちょい、アウトドア系の話題を増やそうか?それともプログラムやアルゴリズムといった技術系の話題を増やそうか?あるいは、ネットワーク管理系などのハウツーものの話題を増やそうか?悶々としてしまいます。「ブログを分けて書け」と、嫁さんに突っ込まれましたが、横着者の私がそんなマメな事をやるわけがないです(Yahoo Pipes でも使って RSS をフィルタにでもかけとけ・・・って感じです)。まぁ、ネットワーク管理系のハウツーものは状況が変化するし、そのハウツーを必要としている狭い層にしか受けないので、自分が時間をかけたような事を誰かのためにちょっと発信する程度で十分かなとも思います。
 こうやって、うだうだと書き散らして、結論は、好きなようにやるしか無いってところにループしますた。

 

2009年5月13日水曜日

OSアップデート時には・・・

 会社のウェブ・サーバが重たかったのは、ネットワーク・カードのドライバがおかしいのが原因でした。CentOS 5.2 から 5.3 へアップデートされた時にドライバが不整合になったみたいです。
 そのちょっと前には違うマシンでMediawiki が動かなくなり、原因を調べていたらOSのアップデートにより、mecab の辞書がリセットされてしまったのが原因でした。今後も、yum で OS が自動的にアップデートされるケースでは注意が必要です。
 同じ事が Ubuntu にも言えます。8.04 -> 9.04 したら、何かとリセットされるので独自の環境を構築されている方は注意が必要です。

2009年5月12日火曜日

「りんごが教えてくれたこと」感想

 「りんごが教えてくれたこと」を読みました。札幌弘栄堂書店に山積みされており、手に取って読んでみたら面白そうなので、読んでない本が大量にあるにも関わらず買ってしまいました(^^;。
  • 第1章 木村やっと花が咲いだよ
  • 第2章 農薬はつらい - 無農薬・無肥料への一念発起
  • 第3章 死を覚悟して見つけたこと
  • 第4章 米の自然栽培は難しくない
  • 第5章 全国・世界へと広がる輪
  • 第6章 すべて観察からはじまる
 NHKの番組、プロフェッショナル-仕事の流儀に出演された木村秋則さんが、農業と食のあり方について、広く伝道しようというコンセプトで書かれた本です。このような農業の発展には、消費者の理解が大切であり、また、現在の農薬と肥料漬けの農業への警鐘を鳴らすためでもあると思います。

 私の父も引退してからは、山の畑を借りて、無農薬で八朔を作っています。父は化学の研究者だったので、成分の用い方等に、やたら詳しくて、そのうちのひとつに、害虫を退治するのに石鹸水を使うというものがありました。何でも親水基と新油基がある石鹸は、虫の体に貼りついて虫を窒息死させるのだそうです。そして、こんな事は誰も知らないだろうと言っておりましたが、本書には、その事例が出てきます。これひとつとっても著者は凄いと思います。

 本書に書かれている栽培方法(無肥料・無農薬)で栽培した米を放置すると、酢が出来ますが、有機栽培で栽培したものや農薬+肥料で栽培したものは、腐って悪臭を放つそうです。キュウリで実験した写真が載っていました。食とは、人に良いものであり、農家は人に良いものを作るという事をもっと真剣に考えて欲しいという願いが伝わります。

 アメリカのトウモロコシ畑は、窒素が足りなくてひび割れ、一方の日本は窒素を輸入して変な匂いのする野菜を作っている事態(本書には出ません)は、異常だと感じていましたが、本書の農業のあり方は的を得ていると思います。

 無肥料でも土地を肥やすため奥義
  1. 大豆を植えて土地を肥やす
  2. 麦を植えて、土地を耕す
  3. 雑草を刈らず、温度管理をする
などが、散りばめられており、家庭菜園をする方、新しい農業を切り開こうとする若い世代の農家の方は、本書を読むと世界が広がるのではないでしょうか?

 虫については、本書に書いてない事がいろいろあります。例えば、私の父が植えたミカンが1年もせずに枯れてしまったそうなのですが、その原因は、カミキリ虫がミカンの木の根元に卵を産み食い散らかすのだそうで、地方によって状況は異なる事と思います。さすがに、このような事までは触れようがありませんが、本書全般を通じて、ファーブルも驚嘆するような虫の生態も語られています。

 久しぶりに、面白い本にあたりました。皆さんも是非読んでみてください。

追記:ちょっと早いですが、父の日のプレゼントという事で、私の父と、嫁の父の双方に(双方ともに畑をやっている)送りました。アマゾンで送料無料は1500円からなので、「ハチはなぜ大量死したのか」をチョイスしました。

なんだかよくわからない

 ここんところネットワーク管理の仕事がたてこんでいたり、マネージメントの仕事がたてこんでいたり、デモ用のコーディングにタッチしたり、違うプロジェクトの問題やコーディングに口出したり、技術的な調査をやったりで、何がなんだかよくわからない状況です。
 で、本日は、会社のウェブサーバのネットワークが何故か重たい…。正直、ここらへんの面倒を見る時間もありましぇん…。いまどき100M(実質40Mだろうけど)のインフラって、心細いっす…。xmspamc は、そろそろ Sourceforge にでも追い出した方がいいのだろうか…。

Windows Azure は、思っていたより良いかも?

 本日は、北海道SaaSビジネス研究会のセミナーでした。その中で、Windows Azure の情報が面白かったです。AmazonのS3とEC2って、設定が面倒そうであったり、ストレージの方がいまひとつ乗り切れない感じだったりで、二の足を踏んでしまうのですが、Azure は特にWindows系開発者にとっては主戦場に成り得るプラットフォームだと感じました。いろいろと突っ込んだら、この辺りの情報もポストしてみようと思います。オープン系の開発者も、Azureを選択肢に入れての開発はアリそうです。

2009年5月8日金曜日

cudaんねーぞ、ちくしょー

 ノートブック用のGeForceドライバが、5月7日にリリースされていた!会社のノートブックに早速ドライバを入れて cuda を動かしてみたら、ちゃんと動作した!
 いやっほーーーーーーーー!!!
 と、家のノートブックにドライバをインストールしようとしたら、「NVIDIA Setup プログラムは、現在のハードウェアと互換性のあるドライバを見つける事ができませんでした。Setup は終了します。」というメッセージが出て終了する。えーっ?NVIDIAコントロール・パネルのシステム情報で見ても「GeForce 8600M GS」だし、IEを使ってActiveXコントロールによるディスプレイ・カードの自動判定でも 8600M GS と判定されるのに・・・
cuda んねーぞ、ちくしょーーーーーーー!!!

2009年5月7日木曜日

復帰しました。ごった煮で

 京都の伏見稲荷神社に行きました。


 あと、市原平兵衞商店という箸屋さんで、お箸を買いました(3990円)。お店で説明を聞くと、京都の竹箸は弾力があって強くてお勧めなんだそうです。繊細で強くて、納得しました。

 実家では竹の子を取りました。当分の間は竹の子三昧になりそうです。

 「パズル・パレス」ですが、プログラマが読んで納得できる代物ではありませんでした。ストーリーだけを追うのが良いです。「ダ・ヴィンチ・コード」や「天使と悪魔」が面白かっただけに、ちょっと残念です。まず、暗号解読システムにかける前のガントレットというウィルス検査システムですが、暗号化されているものに対してパターン検査は不可能です。次にウィルスに関して、データを復号化する処理だけでウィルスに犯される事はありません。更に、復号化の完了を言語マッチングにより判定している設定は、半分、わからなくもありませんが、文字コードは多彩であり、しかも、データは言語だけとは限りません。これをもって解読判定を行えば、永遠に処理が終了しないものがいくらか出現するはずです。いかなるアルゴリズムも解読できうるような記述は、ちょっと無理でしょう。ざっと考えてもヒント無しであれば、いくらでも解読不能そうな暗号化は思いつきます。自前で、ウィキ・ペディアのようなサイトを3つばかり用意し、それぞれのサイトのページが番号によりドキュメントを抽出できるとします。このようなサイトの3つテキストのXORを取ったものと暗号化したいデータとXORを取る。或いは、一般的なAESでも乱数ソルトを先頭レコードに記録し、それぞれ次のブロックとのXORをとる前にソルトの並び順をバイトオーダーで反転するだけでも、知らないと言語マッチングという方法では復号化できた事に気が付かないでしょう(もっとも、こちらは、そんな解き方はしないはずですが・・・)

2009年5月1日金曜日

帰省

 とりあえず、6日まで帰省します。インターネットとは無縁の生活に突入です。

自転車通勤に慣れてきた

 だいぶ自転車通勤に慣れてきました。家に戻った直後は青息吐息だったのですが、最近は、ちょっと、気だるいぐらいになりました。しかし、まだまだ足にくるほどレベルの高い漕ぎ方は無理です。お腹の余分な脂肪は、そう簡単には減りません orz
 慣れてきたら、勝間先生の書いているように聞きながら通勤でもしたくなるかなぁ?と思ったけど、はっきり言って不可能です。危ないから聞きながら通勤はやめましょう。高校時代にウォークマンを聞きながら最寄の駅まで自転車通学した事があったけど、危ないので結局、途中で辞めた事を思い出しました。