B&B(ベッド&ブレックファスト)を営んでいる私の遊びの方の師匠の話をしてみようと思います。学生時代にテレマーク・スキーを始めた頃、師匠は、ICI石井スポーツの店員さんでした。悪友の影響でテレマークスキーを始めたわけなのですが、貧乏な学生は、道具にお金をかけれる状況ではありません。安いという理由だけで(当時1万円)、テレマーク・コンプⅠというカザマ制の極悪な板を買いました。現在はカービング・スキーが全盛で、長さも短く、コントロールしやすいのが常識です。これと比較して、この極悪板は、全長2m10cmで、ベンディングが半端じゃなく硬いものでした。それもそのはずで、この板は、初期テレマーク・レーシング用に開発されたものだったのです。ちょっとでも両板の角度がズレると、あっという間に又裂きの刑に処せられます。しかもベンディングが硬いので、膝が壊れそうに痛みました。この極悪非道な板に対して、友人が貸してくれたテレマーク・ブーツというのがメレルというメーカーの足首までしか高さが無い皮ブーツでした。これは恐らく手錬のテレマーカも尻込みするような最強の組み合わせと断言できるでしょう。にも関わらず、なぜか楽しかった。
その後モーグル・ブームがやってきて、仲間内ではテレマーク・モーグルのムーブメントが起こりました。ひどい道具を師匠に売りつけられても、店で話を聞く度に、なるほど…と納得して気が付くと新しい道具を購入している。仲間内では、これを「北村マジック」(師匠の名前)と呼んでいました。テレマークで、如何にコブを綺麗に滑るか?そのためには何が必要か?という話をしにICIまで足を運び、「そんな君には、この道具だ!」と薦められて、気が付くと北村マジックにはまっていました。
カヤックをはじめたのも師匠の影響です。「そろそろカヤックを始めないか?」こうやって、どんどんと遊びの世界が広がりました。ただの口から出任せではなく、楽しい遊びとは何か?というコンセプトに基づいた語りは、騙されるに値するものです。
と、まぁ、こんな感じの付き合いでして、B&Bを始めたときにHP構築の手伝いをしました。コンセプトがしっかりしているので、同一ベクトルのコミュニティを形成する能力が高いだろうと、ブログを選択しました。しかし、これで良かったのかどうかは、今でも自信がありません。
昼食・夕食は付きませんが、近くには「マッカリーナ」と「石豆」さんがあり、グルメな旅ができます。また、フライ・フィッシングのガイドを受けても、きっと楽しい事と思います。アウトドア系の人は楽しい時を過ごせることと思います。という事で、北海道のどこを旅行しようか?と迷っている方は、Gooseberryをどうぞ。
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