「夜市」
とっかかりは、これのどこがホラーなの???という出だしで、狐につままれたような感覚で読み進めてました。途中から段々と雲行きが怪しくなり、なんとも言えない重たい雰囲気に…。違った意味で、心地よい怖さを感じました。
「風の古道」という作品の2本立てで、こちらの作品も同じような匂いを感じます。この雰囲気は、どう説明すれば伝わるだろうか・・・。となりのトトロのような霊験あらたかな森であったり、小道であったり、そこに漂う異形の世界感、ウィザードリィでダンジョンを一歩進むたびに文章で雰囲気を伝えるあの緊張感、どこか郷愁の漂う匂い。いやー、面白かったです。
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