この時代のキーワードは何だろう?と考えた時に、「デジタル化」が挙げられると思います。
デジタル化できるものであれば、何でもネットを介して送信できます。生き残るために何を生産すれば食っていけるか?を考える時に、デジタル化できないものは何か?をキーワードにしてみてはどうでしょうか?
逆にデジタル化できるけど、デジタル化されていないものは何だろう?と考えてみるのも面白いでしょう。
最近、面白い製品が考案されるようになりましたが、ハードウェアの世界は、まだまだイノベーションを行う余地が残っていると思います。オーディオセットのイコライザーなどデジタルエフェクトをインターネットを通じてサービスするというのはどうでしょうか?DVD機器からサービスセンターへ信号が飛んで、サービスセンターからアンプへと信号が飛ぶ。様々なエフェクトはネットを通じてサービスされるのです。この例は、さして面白くもないですが、サービスを主体に考えた方が良いです。
デジタル化されているけど、ブレイクスルーしていないものに本があります。パラパラめくり見の術が使えないからブレイクスルーしていないだけで、電子ペーパーが発展すれば、本も現在の音楽市場と同様の道を辿ると感じています。
デジタル化できるもので商売をしていた業種は、ことごとく死に目を見ている事と思います。そのような業種は売る事からサービスする事へと発想を転換していかなければならないのです。私の職業であるソフトウェア産業も例外ではないのです。今はまだデジタル化できないけど、ちょっとした事でデジタル化できるようになる産業で仕事をしている人は、気をつけた方が良いです。
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