2008年11月12日水曜日

情報リテラシー

 奥村先生のブログで、よく情報リテラシーの重要性について触れられていますが、私も情報リテラシーは重要だと思うので、書いてみようと思います。
 情報化社会において、考慮すべき事が大きく4つあると思います。
  1. 個人情報について
  2. サービスを享受する事とのトレードオフ
  3. 客観的に判断する事
  4. 統計の罠
 個人情報ですが、情報化社会では価値あるものとして扱われ、取り返しのつかない有価証券のような存在でもあります。よくあるパターンとして、姓名判断や占いを装って個人情報を収集するサイトがあります。ひっそりと、ページ下にある「個人情報の取り扱いについて」をクリックすると、個人情報収集の目的について、「集めた個人情報を顧客情報として利用します」とか、「顧客情報として第三者に提供します」と書かれています。

 サービスを享受する事とのトレードオフとは、現在、様々な無料のサービスで溢れていますが、サービスを提供する側は、どこでお金を入手するのかビジネスモデルを考慮する必要があるという事です。あるサービスでは、アマゾン書籍のリンクがサービス運営サイトのアフィリエイトになっています。ガジェットという形を取っている事もあれば、形態は様々です。また、サービスを利用してもらう事により、データマイニングやテキストマイニングを行って付加価値を得るという手法もあります。情報=お金である事を認識し、サービスを享受する事とのトレードオフを認識すべきであると思います。

 客観的に判断する事とは、ごく当たり前の事で、例を挙げると、痛いニュースで「こんにゃくゼリーで窒息死」という記事を見たとき、他の食品ではどうだろうか?と考える力を持つ事です。この後、GIGAZINEで実際に他の食品でどれぐらいの事故が起こっているのか調査した記事が発表されましたが、これは情報リテラシーをネタにした記事であるといえます。技術情報を調べる場合には、その記事が何時書かれたものなのか?という事が気になります。
 
 統計の罠とは、グラフの表示方法を変える事により意図的に事実を曲げて見せる手法や、標本サンプルを偏って扱う事や、アンケートで誘導するような質問を設定するといった事があげられます。

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