2010年1月25日月曜日

石狩市のデータセンター

 本日は、全国SaaSベンダー連合会のワーキンググループ3の会合でした。札幌市情報産業振興部様の粋な取り計らいにより、懇親会が用意され、大変有意義な情報を得る事ができました。その中で、宣伝も兼ねてフラットな世界におけるフラットでないデータセンター構想の話をしたいと思います。
 石狩市にデータセンターを構築するという構想があり、着々と進行しています。グリーン・コンピューティングが叫ばれ、弊社でもグリーン・コンピューティングを実践しております。何のことは無い、サーバ室に冬場は冷房の替りに換気扇を取り付けて外気を取り込むだけの話です。
 冬場の排雪を無料でデータセンターまで運んでくれるか?との問いかけに応えてくれた自治体が石狩市だったという事が判明しました。他の自治体は、排雪をわざわざデータセンターまで運ぶという意思を示してくれなかったそうです。そして、この石狩市のデータセンターなのですが、東京の大手町から遅延する事 10 mmsec 以内という、とんでもない仕様を満たす予定らしいのです。
 フラットな世界において、フラットでないモノのひとつに政治・法律があります。例えば、データセンターからのデータ流出事件が海外であった場合、盗難の捜査すらできない可能性もあります。また、香港では中国が電力の供給をストップすれば手も足もでませんし、シンガポールもマレーシアへの依存が高くて怖い状況です。政治が安定しているという面では、日本はダントツです。(しかし、クラウド・RAID5で、リスクは分散できるかもしれません)

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