2008年10月22日水曜日

Software and Service

 マイクロソフトは、Software and Service を提唱しています。言い分は、よくわかります。今、ソフトウェアの価値は、どんどん低下し、ほとんど価値が無くなってしまいました。プログラマはプログラムを組んでお金をいただく職業です。そこで、何かプログラムを創出しようと思うと費用がかかるので、Softwareは無料には成り得ないはずだ!という事だと理解しています。
 しかし、ロングテールで開発が成立するようなメジャーな分野(例えばエディタ)では、無料でも成立します。また、広告を行うためのプラットフォームとして無料でソフトウェアを配布する場合には、無料で成立しなくても無料を強いられます。私の頭では、どう考えても Software and Service ではなくて、Software for Service という時代になっていくという結論にしか至りません。
 そうすると、オープンソースとか、そんな事は関係なく、自社の価値を高めるための秘密のSoftwareというのが流行するのではないか?と思っています。
 聖人君子は除いて、一般人の感覚では、人に施す事ができるのは自分に施す余裕があるからです。一般人にも施しを受けるからには聖人君子たらんを強要するGPLは、正直言って嫌いです。そのGPLがバージョン3では、インターネット上でコンテンツを公開するために利用しても公開を強要するという項目が話題になっていましたが、秘密のSoftwareという時代に対する措置という事なのかもしれません。
 ブラウザに変わって .Net が主流になる時代は来るのでしょうか?

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