ストールマン氏が批判したクラウドは半分当たっていますが、クラウドは何も大手ISPが提供するものだけを指すのではありません。製品名は忘れてしまいましたが、面白いと思った製品にNECのパソコンで、デスクトップをインターネット上に接続して、外出先からミニノートを使ってデスクトップ上のディスクにアクセスできるというものがありました。クラウドの先が自宅のパソコンだった…ってシナリオです。
クラウド・・・これが指すものは、「通信インフラが整備された事により、デジタル化できるものは場所や距離が関係なくなった」という事だと思います。前に書いた、この投稿のようなものです。言い方を変えれば、ユビキタスなのかもしれません。
ブラウザで、IEだけが孤立している点と、JavaScriptにおける互換性対策に通常の倍以上のコストをかけているのも虚しい現実で、その経済的損失は、計り知れないものがあると思います。ただ1点だけ、IEにおけるWebDAVの実装は、おかしい部分もあるけれど、firefoxにおけるWebDAVの実装は、更に残念だと思う今日この頃です。WebDAVの実装がまともならば、もっと世界は広がるのに・・・。
最後に、今、記録媒体に対するパラダイム・シフトが起こっています。SSDや次世代SDカード等の事です。オンメモリで動作するOracleの製品 TimesTen がありますが、こんなもの何の意味があるの?という時代が目前に迫りつつあるのではないか?と感じています。このパラダイム・シフトにより、今までのプログラミング概念が根本から覆る日も近いのではないか?という意識を持っています。そして、この変革は、おそらくクラウドのあり方にも影響をもたらす気がします。通信で取得するよりも、よく使うなら手元に置いとけ的な動きも出てくると思います。クラウドは、今で言うSDカードだったりするのかもしれません。
Google Gears は、WordPress のメンテナンス画面に対するアクセスを高速化するのに使われている程度で、一般的に浸透しているようには思えません。実装コストが高いので普及していないのだろうと推測しています。これよりも、安価になった高速大容量ディスクにどちらかというとフォルダの同期感覚で同期できて、RESTfulチックにアクセスできるような仕組みが欲しくなるところかもしれません。
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