2011年3月21日月曜日

思惑が交錯する

今回の震災では、IT社会に関して非常に面白い側面が見れたように思う。ここんところ、ずーっと原発の事が気になって、情報を追い求めていた。グーグル検索で、リアルタイム検索を行うと Twitter の情報が、どんどん流れる。今、皆が何を考えているのか垣間見れるのだ。キーワードは、「福島原発」「原発」「女川原発」「セシウム137」「放射線 測定値」「モニタリングポスト」・・・などを使っていた。当然ながら情報の質は、玉石混合である。
普段と違って、これだけ巨大な関心事になると、RT(リツイート)が多い事に気がついた。観察していると、ボットのように同じ事をつぶやいている人が多い。あまりにひどいので、途中から、検索ワードから「-RT」を追加することにより、フィルタリングを施してみるようにした。結果は上々である。しかし、もし悪意を持ってツイートしている人がいたと仮定して、その人たちに知れ渡ると、この手法も通用しなくなるかもしれない。なんとなくであるが、悪意を持ってツイートしている人がいるような気がしている。どさくさに紛れて、アフィリエイトをツイートする人。有用な情報に見せかけて宣伝をツイートする人。本当に面白い。事の真偽もよくわからないのに、良い話だと思ってRTする人もたくさんいた。ここまでくると、トイレの花子さんと同レベルである。都市伝説と言っていい。確証が持てないので指定はできないが、何故、このタイミングで、こんな無意味なニュースが流れる?(誰かが世論を操作しようと悪意で流しているのではないか?)って疑問を感じるものもある。そのニュースから、一般に波及するレベルも垣間見える。ツイートを分析すると、論文が書けるのではないかと思う。震災時のツイートは、たぶん、良い題材だと思う。

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