2008年12月10日水曜日

書く事に関する本

 自分は国語が極端に苦手です。どのぐらい苦手かというと、理数系のテストで、いつも88点、その原因が問題文の趣旨を誤読して必ず1〜2問間違えるというぐらい苦手です。共通一次試験も自己採点で804/1000点でしたが、そのうち国語の点数が110/200点前後でした。
 そんな自分も年齢と共に書く事を要求される場面が多くなってきました。苦手を克服しようと思って、読んだ本の中から面白かったものを紹介したいと思います。

 1冊目は、「日本語の歴史」です。驚いたのは、暴走族が漢字の当て字で名前を付けたりしているのと同様に、ひらがな、片仮名が作られてきた事実です。書き言葉と話言葉が明治になるまで統一されていなかった事実も知りませんでした。国語で、わかりもしない作者の主張や主人公の心情などを教えないで、こういう基本的な事を教えるべきなんじゃないの?と思いました。

 2冊目は、「原稿用紙10枚を書く力」です。書く事に対するツボを押さえているように感じました。ただし、自分がこの本に書いてある事を実践できているとは言えないです。それでも、企画の文章を書く時には、本書が大変助けになりました。

 3冊目は、「本の読み方 スロー・リーディングの実践」です。自分の読書スピードは遅い方だと思います。速読なんて自分の中では逆立ちしてもあり得ないです。そんな自分の心境を見透かしてか、実に惹かれるタイトルだったので手にとりました。本書は読み方なのですが、小説の書き方として一人称で文章を綴るか、二人称で文章を綴るか?等、書き手の意図するところの機微を書いています。これには感動しました。

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